ちりめんの酢漬け

 久しぶりの修行日記です。

 ここのところ,出たり入ったりが多くて,サボってしまいました・・・。

 また,頑張って投稿したい思います。

 

 さて,今回ご紹介するのは,「ちりめんの酢漬け」

 これは,昭文社の「乾物料理」(著者:有元葉子)という本に載っていたので,家で作ってみました。

 酢漬けといえば,小さい頃よく食卓に置いてあったのが,「いわしの酢漬け」

 比較的傷みやすい「いわし」を保存が効くように工夫された料理です。

 ちりめんでもイケるんだと分かって,早速作ってみました。(まあ,作るといっても,酢を入れるだけのことなのですが・・・)

 

 本では酢を入れるだけになっていますが,うちでは,砂糖を入れます。

 ほんのり甘酸っぱい味が何ともいえず,おいしいです。しょう油を少したらしていただくのもOKです。

 夕食で,娘の前にそっと差し出してみると,

 「これ,何?」・・・「遠慮しとく」・・・「やっぱ,食べてみる」・・・「これ,おいしいね!」

 とうとう,私の分まで全部たいらげてしまいました。

 ご飯のお供に,また,おつまみにももってこいです。

 

 有元さんの本では,この「じゃこの酢漬け」を使って,「きゅうりもみ」や「おろしあえ」も簡単においしく作れると紹介されています。その他,「揚げじゃこ」なども載っています。 ※じゃこ=ちりめん

 次は,「揚げじゃこ」に挑戦!!

 

 

 

好きなにおい

 今日は,とても温かい一日でした。

 午後から,デビラの仕入れのため,軽トラに乗り海岸線を走っていると,道端に咲いている草花を見つけたので,すぐさま写真を撮りました。

 昨日までの寒さが嘘のように,今日は春の陽気でした。

 日当たりのよいその場所で,草花たちは気持ちよさそうに咲きそろっていました。

 海に目をやると,平らな水面を,水鳥たちが優雅に泳いでいます。

 車の窓ガラスを,今日は少し開けて走りました。

 「ああ,春は確かに近づいているんだな。」

 

 さて,本題の「好きなにおい」とは・・・。

 今日の帰りも,途中で配達がありました。

 愛車Jimnyの荷台に商品を積み込み,いつものように運転していると,

 後ろの方から,何やらいいにおいが・・・。

 それは,「切干大根」のにおい。今日集荷したばかりの大島産の切干。

 小さい頃は苦手だったあのにおいが,今では好きなにおいに。

 不思議ですよね。

 まだにおってきます。・・・「アオサ」です。

 これは,ものすごく磯の香りです。

 磯の香りにどうしてこんなに惹かれるのか,不思議です。

 

 そういえば,田中海産には,いろんな「におい」「香り」があふれていることに気付きました。

 においがあるからこそ,その食材もよりおいしくいただけるんだなぁ・・・。

 

 私も,田中海産のにおいに,だいぶ慣れてきました・・・。

 では,また。

 

 

 

 

そう そう そのとおり!

今日とても共感したことがありました。

また,山のことになりますが・・・。

夕食を済ませ,「1分間の深イイ話」という番組をみていると,

思わず,「そうそう,そうなんだよねぇ。」と叫んでしまいました。

その内容とは・・・

 

世界最年少で七大陸最高峰の登頂に成功した,登山家・野口健さん。

そんな一流のアルピニストの野口さんでさえ,

高い山では酸欠状態で判断を誤り,死にそうになったり,

目の前で仲間が谷に落ちるところを何度も見ています。

常に危険と隣り合わせの野口さんが山に登るのはなぜか?

 

野口「登って,登ってもダメなんですよ。帰って来て解放されたときですよね。」

野口「サウナにずっと入っていて,水風呂浴びてビール飲んで,スカッとするような感覚に近いです。」

 

このコメントの後に,

「山を登る喜びは,“頂上に登った時”ではなく,下山し“全てから解放された瞬間”に訪れるのである。」

というナレーション。

 

この野口さんが言う感覚,とっても良く分かります。

思い出すのは,ワンゲルの時代。

実際に,私が,「山に登ってよかったなあ」という感情が湧いてきた場所は,

朝の駅のホームでした。

長い合宿を終えて帰京し,また,今日から日常が始まるという日の,朝。

さわやかな朝日を浴びながら,なんともいえない喜びに浸っていました。

いったい,何に心地よさを感じたのか・・・。

それは,「今こうして,駅のホームに立ってキャンパスに向かおうとしている自分の,

日常生活の,なんと新鮮なことか・・・」そう,この新鮮さがたまらなく気持ちよかった。

言い方を換えれば,「新しい自分」になれたような感じ。

 

私たちは,日常生活をする世界のことを,下界(げかい)と呼んでいました。

山に入ると,私は,下界のことを忘れていました。

山では,全く別の世界で生きているという感じです。

だから,日常に戻った時に,それが,とても新鮮に映るのです。

 

もちろん,山での感動は語りつくせぬものがありますが,

それと同じくらい,あるいはそれ以上に喜びを感じるのは,

下山してからのことなのです。

 

では,また。

寒いのは苦手です

 このところ,すごく寒い日が続いて,体の動きもにぶくなっていました。が,今日は打って変って,暖かいどころか,ちょっと動くと暑いと言いたくなるような一日でした。

 

 私は暑いのはそんなに苦になりません。夏でも,少々クーラーなしでいる方が,調子が良いくらいです。が,寒いのは,本当に苦手です。

 こんな私が,この商売をする上で避けて通れないのが,「冷蔵庫に入ること」です。

 冷蔵庫の中の温度は,-10℃。

 去年の5月ごろは,冷蔵庫に入るのが苦痛でした。外気との差が大きいので,異常に寒く感じるのです。

 (真夏には,外がとても暑いので,ちょっと涼むにはもってこいの場所ですが・・・)

 今では,冷蔵庫にもだいぶ慣れてきて,「いやだなぁ」というような気は,あまり起こらなくなりました。というか,冬なので,外気との差が小さいので,夏のようなことはないのかもしれません。でも,やっぱり,冷蔵庫の中は冬でも寒いです。

 何事も,「慣れる」ということなんだな,そう思いました。また,意識の面でも,変わってきたのでしょうか。初めの頃は,冷蔵庫に入ると,寒さのことが真っ先に頭をよぎって,品物のことなんか二の次という感じでした。ところが,今では,中に入ってやるべき事柄が頭の中にあり,寒さのことは考えないようになっています。気持で,意識で,寒さをクリアーできているというような感じです。何事も,「気の持ちよう」ということなんだな,そう思いました。

 まあ,何より,商売をするのに,寒いとかなんとかいってる場合じゃない,ということでしょうが・・・。

 

 こんなに寒さに弱い私ですが,「寒い体験」は,大学時代に数多くやってきました。

 大学時代には,ワンダーフォーゲル部に所属し,いろいろな山を縦走しました。年間に,4つの合宿があり,冬と春の合宿は雪山で行われます。

 山スキーをはいて縦走します。家型のテントを雪上に設営して,そこで夜を明かします。寝袋の外側に,シュラフカバーというものをかけて寝るのですが,めちゃくちゃ寒いです。暖房器具なんか当然ながらありません。常に寒い状態なのです。

 冬合宿の時には,「雪洞訓練」というものがありました。部が所有している山小舎の周辺で行います。部員一人一人が,適当に散らばり,各自が縦穴の雪洞をほり,その雪洞の中で一夜を過ごします。人間一人が入れるくらいのスペースです。雪洞というと,あの「かまくら」様なイメージがあるかも知れませんが,狭くて寒いのです。少し寝たかなと思っても,寒さで目が覚めます。目が覚めたら,非常食のスープを作って飲んで暖をとります。そしてまた眠りにつきます。でも,そのうちに,また寒くなって目が覚めます。そうこうしているうちに,朝を迎えます。瀬戸内の温暖な気候で育った私にとって,この体験は,予想だにしなかった経験であり,今となっては,とても貴重な体験だったと思っています。

 

 「冷蔵庫」のお話から,なぜか「雪洞訓練」のお話になってしまいました。

 ワンゲルのことになると,話が尽きませんので,この辺にしておきます。

 では,また。

あけまして おめでとうございます

新年 あけまして おめでとうございます

旧年中は大変お世話になり 誠にありがとうございました

本年も どうぞ よろしくお願い申し上げあげます

 

さて,2009年がスタートいたしましたが,

「いりこへの道」 修行の日々は,今年も続きます。

一つ一つの仕事をしっかり覚え,力をつけていくとともに,

チャレンジ精神で,アグレッシブに行動していきたいと思っています。

 

以前に読んだ新聞の中に,

ある芸能人が出した本の紹介が載っていて,

その中に,「格言」なるものを見つけたので,

そのことについて書きます。

その芸能人の実家は,大阪で塩干・乾物屋を営んでいました。

 (すぐさま,塩干・乾物屋という文字に反応してしまいました)

その人のおばあちゃんの金言。

   「安く売ってはいるけど,安ものを売ってはいけないんや」

   「今売れてないもんでも,頭使えば売れるんや」

   「損して徳とれ」

 

1番目については,ものすごく共感しましました。

弊社は問屋であり直売所なので,できる限り安価で商品を提供させていただいています。

「安ものを売ってはいけない」,この言葉から,社長が以前言っていたことを思い出しました。

   ~うちの品物は,長い年月をかけて,味の良いもの,品質の良いものを選び抜いてきている~

つまり,長年の経験から吟味された品であるということ。

仕入れ先との信頼関係を築き,自信を持ってお客様に商品を提供していく。

お客様に喜んでいただくことで,店の信用を得る。

つくづく,商売というものは,信頼関係から成り立っていると思う。

 

2番目について。

これは,まさにそのとおり。

ものはやりようによってどうにでもなる。

知恵を出そう。

発想の転換も大切だ。

 

3番目について。

この言葉のポイントは,「得」とれではなく,「徳」とれであるという点。

なかなか含蓄のある言葉だと思います。

お客様あっての商売です。

商いを通じて,人間的に成長できたら・・・・・・。理想ですね。

 

年頭にあたって,ちょっと修行日記ぽいものを書いてみました。

ちなみに,ある芸能人とは,つんくさんです。

あまり興味のある方ではなかったのですが,

実家が乾物屋ということで,親近感を覚えました。

本屋さんに行くと,その本が置いてありましたが,

まだ買っていません。

 

本年も お付き合いのほど よろしくお願いいたします

感謝 感謝 感謝

 平成20年も,あと3時間で終わろうとしてしています。

 いろいろなことがありましたが,どうにか無事新年を迎えられそうです。

 今年,私どものお店をご利用いただきましたお客様,まことにありがとうございました。今後とも,よろしくお願いいたします。

 今年一年,一生懸命に仕事に打ち込んでくださったスタッフのみなさん,本当にお疲れ様でした。

 

 転職し,いろいろと大変な思いをさせて,苦労をかけてしまったけど,しっかり支えてくれたYUKIさん。

 お疲れ様,本当にありがとう。

 

 感謝 感謝 感謝

 

いりこ修行ひとだんらく~今年の煮干入札会終了

瀬戸内の海にも,冬到来!

海面には,水しぶきをあげ,無数の白波が立っていました。

向こうに見えるのは,大島大橋。

大橋を通行するときには,時折横風が吹きつけ,思わずハンドルを持つ手に力が入ってしまいました。(HIACEは,背が高いので,車体がもう揺れる揺れる(^^ゞ)

 

そんな今日,

今年最後の第36回煮干入札会があり,無事終了しました。

 

以前も書いたように,入札会は,修行道の中で最も重要な仕事です。

改めて,今年,36回を重ねたことに,時の流れの速さを感じます。

いったい,どれだけのことが身に付いただろうか・・・。

身に付くどころか,入札(いりこの見付)というもののほんの一端をかじっただけという感じだ。

一人前に見付ができるようになるまでには,まだまだ,何年も歳月が必要である。

 

私なりに,入札のときに大切なことを考えてみました。

    ・・・・・・ 先見性,直観,タイミング,体調etc ・・・・・・

やはり一番は,直観というか「勘」であろうか。

社長を見ていると,最終的には第六感が働いているように思う。

まさに,「経験がものをいう」「経験に裏打ちされた自信」とでも言うべきものか。

まだまだ,足元にも及ばない。

しかしながら,吸収できたことも多かったと思う。

「きついなぁ」と思うことも時にあったが,毎回,わくわくしながら,参加していたのも事実である。

目をつけたいりこが落札するかどうか,発表の瞬間は,なんとも言えないワクワク感がある。

・・・今から,来年の入札会が楽しみです・・・。

 

おまけ。

この日記を書きながら,TVから聞こえてくるのは,矢島美容室の歌声。

「♪みそスープの 具は 豆腐と わ~かめ♪」

なかなか,いいねぇこの歌。

みなさん,田中海産のワカメもよろしく!

「釜あげしらす」 入荷!

「釜あげしらす」が入荷しました。

釜あげしらすは,カタクチイワシの稚魚を

素早く釜ゆでします。

新鮮な釜あげしらすは,白くてふわふわです。

 

価格 900円(税込)

内容量 1kg

クール便での発送も受け承っております。

 

 

年内限定の商品です。

仕入れの数量に限りがありますので,

売り切れの際にはご容赦ください。

 

このシーズンになると,何といっても,釜あげしらす!

毎年,釜あげファンのお客様がご来店くださいます。

 

釜あげは,日本酒と,ばっちりの相性です。

いろいろな食べ方があると思いますが,

私は,醤油に砂糖少々を入れ,だいだい酢を絞ったものをかけて

いただくのが好きです。

(大根おろしを加えてもいけます。)

 

釜あげしらす,きっと,はまりますよ。J

 

 

 

船越の海

  この写真は,私が生まれ育った周防大島の「船越」の海です。

  沖に見えるのは,立島(たつしま)です。

  そのまた遠くには,大きなタンカーがゆ~くり,ゆ~くりと,航行しています。

 

  今シーズンは暖冬なのでしょうか,今日も,あったかい日差しが注いでいました。

  海面に反射する光は,目をつむりたくなるほど強烈です。

  でも,海の色は,やっぱり「冬の海の色」です。

  夏とは違って,なんとなくさみしい感じがするのは,なぜでしょう・・・

 

周防大島は,山口県の大島郡。地図には,「屋代島」とあります。

ちなみに,面積は瀬戸内海で3番目です。(1番目は,淡路島。2番目は小豆島)

ちょうど「金魚」の形をしていて,「船越」は,その金魚の一番くびれた部分にあります。

その名のとおり,遠く昔には,こっちの海からあっちの海まで,船が越していたそうです。

 

なつかしい船越の海。

まだ幼い頃,父が漕ぐ小さな伝馬船にのせてもらい,魚釣り。

よく釣れていたのは,ギザミ・キスゴ・ハゼだったかな?

そいえば,船酔いもしてたなぁ・・・。

 

船上からは見えない,暗い海の底の,魚たちの様子を想像しながら,

糸を垂らしていたあの頃が,なつかしい。

 

昼ごはんの後,ちょっと立ち寄っただけ。

少しの間,時間が止まっているようでした。

 

 

 

 

  

 

 

  

乾物屋ですから

今日は,地元大島で生産された「切干大根」の袋詰め作業をしました。

様々な種類の仕事を経験することは,とても大切なこと(修行のひとつ)だと思っています。

 

うちは,海産物問屋ですが,乾物屋でもあります。

だから,切干大根や干し椎茸やかんぴょう等,山のものも取り扱っています。

昔の話ですが,「○○屋のケンちゃん」っていうTVが流行ってて,

小学1年生頃の私は,「♪♪乾物屋のかっちゃんどこ行くの~♪♪」って

勝手に替え歌作って,歌いながら,

自転車の荷台に商品を乗せ,配達の手伝いをしていました。

  (あの頃は,なんかとっても楽しかったなぁ。)

 

切干大根は,細長く切った大根を茹でて,天日で干します。

おひさまに当てることで,あんなにおいしい食材ができる。

   まさに太陽の恵み!  人間の知恵ってすばらしい!

袋詰め作業をしながら,しみじみと感心したのでありました。

 

最後に,切干大根と言えば,煮物が定番ですが,

意外といけるのが,サラダです。

ドレッシングやポン酢などでいただくと,

シャキシャキして,Goodです。

是非お試しあれ。