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船越の海

  この写真は,私が生まれ育った周防大島の「船越」の海です。

  沖に見えるのは,立島(たつしま)です。

  そのまた遠くには,大きなタンカーがゆ~くり,ゆ~くりと,航行しています。

 

  今シーズンは暖冬なのでしょうか,今日も,あったかい日差しが注いでいました。

  海面に反射する光は,目をつむりたくなるほど強烈です。

  でも,海の色は,やっぱり「冬の海の色」です。

  夏とは違って,なんとなくさみしい感じがするのは,なぜでしょう・・・

 

周防大島は,山口県の大島郡。地図には,「屋代島」とあります。

ちなみに,面積は瀬戸内海で3番目です。(1番目は,淡路島。2番目は小豆島)

ちょうど「金魚」の形をしていて,「船越」は,その金魚の一番くびれた部分にあります。

その名のとおり,遠く昔には,こっちの海からあっちの海まで,船が越していたそうです。

 

なつかしい船越の海。

まだ幼い頃,父が漕ぐ小さな伝馬船にのせてもらい,魚釣り。

よく釣れていたのは,ギザミ・キスゴ・ハゼだったかな?

そいえば,船酔いもしてたなぁ・・・。

 

船上からは見えない,暗い海の底の,魚たちの様子を想像しながら,

糸を垂らしていたあの頃が,なつかしい。

 

昼ごはんの後,ちょっと立ち寄っただけ。

少しの間,時間が止まっているようでした。

 

 

 

 

  

 

 

  

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